ディストピア
映画「ディストピア・サヴィア・ケース」伊藤みずほという役です。
赤が好きです。
私も、赤が好きでした。
気が付きませんでした。
全ての色が好きだと思っています。
だけどやっぱりなにか、心に染みる色ってあるんだろうと思います。
赤が似合うとよく言われます。
だからかもしれません。
だから、自分自身でも赤が似合うと思っています。
赤は目立ちます。
なにか、目を惹きます。
私だけでしょうか。
目立ちたいです。
真っ白の中の赤色、真っ暗の中の赤色、赤は不気味に、妖艶に感じることが多いです。血の色です。
そんな私の中の一部を好きでいたいのだと思います。
静かにふつふつしてるのだと。
でも、私には訳がわかりません。
なんとなくわかるけれど、理解しきれていません。受け入れられない。
私が軽く拒んだくらいで治まる欲ではないですけどね。見え隠れします。
隠したいけれど隠しきれない。
隠したくない私がいるんでしょうね。
私は人格が分かれているのでしょうか。
おかしいのでしょうか。
みんなそうなのでしょうか。
誰かがそうだと言ってくれる時が来るのでしょうか。
同じものだと群れて、依存していたいのでしょうか。
何にでも依存し、それをわたしのどこかが全力で拒んで、表して、それでもその欲望に優しく、優しく、行けるところまで行ってしまった時にだけ、わたしは解放されて、普通に、わたしが思う普通という概念に近づいていけるのでしょうか。